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『アーユルヴェーダ』女性特有のゆらぎと上手く付き合う方法Vol.4

月の流れをステージ毎に分けて、女性ホルモンの変動と上手く付き合っていく『アーユルヴェーダ』。

最終章となる今回は、黄体期の過ごし方を紹介します。

 

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黄体期=“ピッタ”の時期

排卵後の約2週間、黄体期。

女性ホルモンのバランスが激動するこの時期を、『アーユルヴェーダ』では火のエネルギーが強まる“ピッタ”の時期とします。

 

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黄体期は女性ホルモンのうち、「プロゲステロン」の分泌が増え、体温が上昇して妊娠の準備を始めます

 

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受精しなかった場合は次の月経期へとサイクルが移りますが、この時期にドーシャが乱れると、不調のサインとしてPMS(月経前症候群)が現れます

 

ここからは、ドーシャによって異なるPMSの症状や現れ方をチェックしてみましょう。

 

ドーシャ別PMSの症状

ヴァータ

症状:

頭痛、腰痛、冷え、乾燥、便秘

 

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対処法:

・消化の良い食事を心がける

・身体を冷やさない

・生活リズムを整える

 

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ピッタ

症状:

肌荒れ、発熱、イライラ、下痢

 

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対処法:

・極力ストレスを感じることがない環境に身を置く

 

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カパ

症状:

むくみ、倦怠感、胸の張り、体重増加

 

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対処法:

・適度な運動やランニングを行う

・脂っこい食事を避ける

 

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オイルマッサージがおすすめ

それぞれのドーシャ体質に出やすい黄体期のさまざまな不調を抑えてくれるのは、オイルを使ったボディマッサージ

 

人肌に温めてから顔や全身をマッサージすることで、リンパの流れが良くなり、身体に溜まった老廃物をきれいに排出してデトックス効果を得ることができます。

 

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そして、せっかく生み出された“ピッタ”の熱を奪わないためには、オイル選びが重要

 

どのドーシャ体質にも万能なのは太白胡麻油ですが、ごまアレルギーの方や、ピッタ体質で強いほてりを感じる方には、体を冷却する作用があるココナッツオイルやオリーブオイルの使用をおすすめします。

 

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毎月の女性ホルモンの流れで、その時々に自分が傾いているドーシャを把握し、優しく不調を改善していきましょう。




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