女性特有の不調を整えるのに役立つとして、注目されている『アーユルヴェーダ』の考え方。
今回からは、『アーユルヴェーダ』に基づく“月の流れに沿った過ごし方”を紹介します。
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月経期=“ヴァータ”の時期
女性ホルモンの流れを、月の流れのステージに分けて見る『アーユルヴェーダ』において、月経期は、心と体が乱れやすい“ヴァータ”の時期。
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“体内を浄化するための自然現象”として、1ヶ月に一度、体内に蓄積された毒素を洗い流し、身体のメカニズムを整えるのが生理の役割です。
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しかし、本来の体のエネルギーバランスが崩れてしまうと、現れるのが生理不順や生理痛といった“不調のサイン”。
『アーユルヴェーダ』では、それらを薬で強制的に抑制するのではなく、根本から優しく整えることが大切だと考えています。
ここからは月経時の症状とその対処法を、“ドーシャ体質”別にチェックしていきましょう。
ドーシャごとの過ごし方
ヴァータ
症状:
・神経質になり、落ち込みやすくなる
・生理不順や生理痛
・キリキリとした腰痛
・黒ずんだ凝血塊を伴う経血
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対処法:
・ゆっくりと入浴し、十分な睡眠を確保する
・適度に油分を含んだ温かい食事を摂る
・冷たい飲み物や食べ物を控える
・辛味や苦味の強いものは控える
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ピッタ
症状:
・イライラして怒りっぽくなる
・食欲が旺盛になる
・吹き出物や湿疹が出る
・出血量が多く、経血は鮮血
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対処法:
・入浴時はお湯の温度を低めに設定する
・新鮮な野菜や果物を摂る
(サラダなどの熱くないもの)
・アルコールやコーヒー、チョコレートを控える
・乳製品や動物性食品を控える
・過度な運動は控える
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カパ
症状:
・眠気が強くなる
・体がむくみ、体重が増加する
・胸部が張る
・吹き出物が出る
・粘り気のある経血
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対処法:
・適度な運動を取り入れる
・生姜を意識的に摂る
・月経1週間前から乳製品や菓子、塩気の強い食事を控える
・パンやクッキーなどの精製小麦製品を控える
・納豆やとろろなどの粘り気のある食品を控える
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体質を把握して不安定な時期を乗り越えよう
“ヴァータ”の特徴を持つ月経期間は、体や心が揺れ動いて不安定になりやすい時期。
自分の体質と症状によって、身体の状態がどう傾いているかを知れば、女性ホルモンの変動と上手く付き合うことができます。
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次回は卵胞期の過ごし方を紹介していきます。