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『ガラスの仮面』北島マヤが、複数の男性からモテる理由とは?

連載【名作ヒロインに学ぶ♡幸せ女子になるヒント】は、ドラマや映画、漫画などのヒロインから、幸せ女子になるヒントを探っていきます。今回のヒロインは、『ガラスの仮面』からご紹介!

名作漫画『ガラスの仮面』とは?

1976年に『花とゆめ』にて連載が開始されてから早40年、いまだに完結する兆しが見えない本作では、平凡な少女・北島マヤが芝居の魅力にとりつかれ、その才能を開花させていく様がドラマチックに描かれています。本作の魅力は、「カリスマ的指導者である月影先生の編み出す奇想天外な特訓方法」「ライバル姫川亜弓さんの高潔さ」など、多岐にわたります。また、マヤの恋模様も見どころのひとつです。

 

「平凡な少女・マヤ」の魅力に夢中になる男子たち

ヤは、貧しい家庭に育った平凡な少女ですが、魅力的な男性2人から熱烈に愛されます。ひとり目は、演劇青年・桜小路くん。マヤとの共演をきっかけにデートをする仲になります。もうひとりは、紫のバラの人こと大手芸能事務所の社長・速水さんです。『ガラスの仮面』の話を友達とするときに、私が必ず聞いてしまうのは、「桜小路くんと速水さん、自分がマヤならどちらを選ぶか?」という問いです。真面目で優しくて一緒にいて楽しい桜小路くんか、ツンデレで冷たい態度をとりつつも実は影で誰よりも支えてくれている速水さんか……。どちらも捨てがたい選択です!

 

北島マヤはすべての男性にとって、「高嶺の花」である

ところで、こんな魅力的な男子たちが、なぜ「平凡な」少女であるはずのマヤに夢中になってしまうのでしょうか?(『ガラスの仮面』ファンなら、北島マヤは平凡でもなんでもなく努力を惜しまない天才である、ということは共通認識であるとは思いますが、作中では「平凡さ」が繰り返し表現されていますので、あえて平凡な少女と記載させていただきます)。彼らがマヤに夢中になる理由、それは、マヤが彼らにとって「高嶺の花」であり続けるからです。「高嶺の花、という言葉はマヤには似合わない。高嶺の花といえばライバル亜弓さんの方では?」と感じる方もいるでしょう。たしかに、亜弓さんは、セレブな家庭に生まれた超美人。普通の男では近寄りがたいという意味でまさに「高嶺の花」です。ですが、マヤもまた、「手を伸ばしても絶対に完全には自分のものにはならない」という意味で「高嶺の花」なのです。

 

名作ヒロインに学ぶ♡幸せ女子になるヒント2:恋愛よりも夢中になれるものを持っていること

マヤにとって一番大切なこと、それは「演じること」です。どれだけ桜小路くんの優しさに癒されても、紫のバラの人に励まされ速水さんにトキメキを感じても、芝居に打ち込んでいるその瞬間は、マヤのなかで彼らの存在は消え去ります。彼らはどれだけマヤの気持ちを手に入れようと足掻いても、「マヤの一番」になることにはできないのです。そういった、「手の届かなさ」が、より一層、彼らを夢中にさせるのでしょう。マヤが「演劇を捨てて男性を選ぶ」ことは絶対にない、と読者は知っています。恋愛より大切なものがある女性は強く、その強さに人は惹かれるのです。

 





【PROFILE   今来今/Imakita Kon】

映画・舞台・漫画が好きなフリーライター。映画評・書評・恋愛コラムを執筆中。

https://twitter.com/imakitakon




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