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『逃げ恥』みくりが、超優良物件・平匡さんに愛された理由とは?

連載【名作ヒロインに学ぶ♡幸せ女子になるヒント】は、ドラマや映画、漫画などのヒロインから、幸せ女子になるヒントを探っていきます。

記念すべき第1回は、2016年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。こちらの作品は、2018年の現代でも、続編待望論が出るほどの国民的人気作品です。

人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』とは?

ヒロインの森山みくりは、大学院卒と高学歴ながらも派遣切りにあい、親の紹介でマジメ理系男子・津崎平匡(つざきひらまさ)の家で家事代行サービスとして働き始めます。そんなふたりの間に次第に恋心が芽生めるのですが、女性経験の少ない平匡さんはなかなか行動に移せない‥‥というのがおおまかなストーリーです。

今回は、みくりがなぜ平匡さんの心を射止めることができたのか、について考察していきたいと思います。

高齢童貞でも実は結婚相手として超優良物件な平匡さん

みくりの魅力について語る前に、まずは平匡さんのスペックについておさらいしておきたいと思います。

女性が苦手で地味な平匡さんですが、実は京都大学出身のシステムエンジニアで、家事代行を頼めるほどの経済的な余裕があります。ドラマの中で平匡さんの履歴書が映される場面があるのですが、SEの中でもかなり高度な資格保持者であることが示されていいます。

つまり、平匡さんは、真面目・誠実・高学歴・高収入・高スキルな、結婚相手・生涯のパートナーとして超のつく優良物件なのです。

みくりが平匡さんから愛された理由は、「依存心のなさ」

さて、そんな超優良物件男子から選ばれたみくりという女性はどういった女性なのでしょうか。

ドラマだとガッキー(新垣結衣)が演じているので、「めちゃめちゃ可愛いし、こんな女子がいたらそりゃ惚れるわ!」なのですが、漫画版ではルックスはごくごく平凡な女性として描かれています。

つまり、平匡さんがみくりに惚れたのは、ルックスではなくその性格なのです。みくりは高学歴ながらも、自分の置かれた境遇を悲観しすぎることがありません。家事代行サービスでも仕事の中にやりがいを見つけ、手を抜かず、ベストを尽くします。そういった一生懸命さ、前向きさ、素直さが、平匡さんの心を射止めたのです。

また、みくりの依存心のなさも、平匡さんとの関係を深めるうえで役立っているように見えます。

平匡さんがプロポーズした際に、みくりは、これまで家事代行サービスとして給料を受け取っていたのに結婚することでタダ働きになることに対して疑問を感じ、「それは愛の搾取です」と言い切ります。

みくりは「エリート男性と結婚して養われた方が楽」と考え、不満を感じながらも結婚を選ぶのではなく、自分の素直な気持ちを伝えることができる、芯の強い女性なのです。そんな、一本筋が通っていて、依存心の少ない女性だからこそ、平匡さんはみくりと「ずっと一緒にいたい」と思ったのではないでしょうか。

名作ヒロインに学ぶ♡幸せ女子になるヒント1:自分軸を持つ芯の強いに女性になろう!

近年、上昇婚(女性が、自分より学歴や収入が高い男性との結婚)の傾向は薄れ、同類婚(学歴・収入が同程度の相手を選ぶ結婚)が増えているといいます。

結婚相手の選択は男女共にシビアに行いますから、ハイスペック狙いの依存心の高い女性は敬遠されがちです。ハイスペックな男性と結婚したいなら、自分もハイスペックになるか、『逃げるは恥だが役に立つ』のみくりのように、相手に依存しすぎない芯の強い女性になる必要があるでしょう。



【Profile フリーライター 今来今(いまきたこん)/Writer imakitakon】

映画と舞台が好きなフリーライター。映画評・書評・恋愛コラムを執筆中。



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