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1歳の娘が熱性けいれんに!初めての救急搬送【コロナ禍での入院体験記 Vol.1】

乳幼児期に発症するけいれんの一つ、“熱性けいれん”

現在一歳9ヶ月の娘が初めて熱性けいれんを起こし、救急搬送された経緯を振り返ります。

 

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2ヶ月近く戻らない平熱

今年の4月から保育園に入園し、毎日楽しく通っていたのも束の間、慣らし保育最終日の夜に体調を崩してしまった娘。

“保育園の洗礼”として体調を崩してしまうことについては、ある程度の心構えはしていたので、この時はさほど慌てもしませんでした。

 

この日からおよそ2ヶ月間、一度も体調が万全になることがなく、ついには入院することになるとはつゆ知らず…

 

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翌朝、小児科を受診して薬を処方してもらい、39度以上あった熱も解熱。

元気ではありましたが、咳や鼻水があったため、土日を挟んで週明け3日間は大事をとって保育園をお休みしました。

 

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保育園に復帰後も鼻水と咳が続き、入園前の体調不良とはやっぱり違うんだなーと思っていた矢先、4月最終週の日曜日の夜に再度発熱

前回同様39度を超える発熱だったので、翌日朝イチで前回と同じ小児科を受診。保育園で流行っていたRSウイルスや肺炎は陰性でしたが、今回は訳が違うようで、なかなか熱が下がって来てはくれませんでした。

 

地元の小児科は片っ端から受診しましたが、すべて「小さい子どもの風邪はこんなもんだから」と一蹴され、「あとはお母さんの看病次第で良くなっていきますよ」といった適当な診察にストレスだけが溜まっていく日々

 

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そうしているうちに40度を超える熱を出す日も出てきたり、ついには娘が水分の摂取を拒むようになり、おしっこの出も悪くなっていたため、5月の初めに総合病院の小児科と耳鼻科を受診しました。

中耳炎になっていたため、点耳薬を処方され様子を見ていましたが、36度台まで熱が下がったのは薬の使用を初めてから4日間のみ

 

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総合病院を受診するようになってから、ようやく咳や鼻水は治ったものの、10日間ほど37度台の微熱が続き、再度同病院を受診したところ、「中耳炎は治っているので様子を見ましょう」との診断でした。

 

ただ、やはりしきりに耳を気にしている様子の娘。中耳炎が再発したのかもしれないと思い、総合病院の主治医の指示もあって地元の耳鼻科を受診しました。

 

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そこで医師にお薬手帳を見せたところ、「他の病院から大した薬が出ていないせいで中耳炎が治り切っていないのだと思う」とのこと。

娘はまだ一歳で、身長体重ともに平均より少し小さい子なので、“大した薬”が使えなくて当たり前なのですが。

しかし、この耳鼻科から処方される薬が後の恐怖の引き金となるのです。




初めての救急車

地元の耳鼻科を受診した日まで、熱は37度後半から38度程度の熱を行ったり来たり。

鼻水の症状は随分前に良くなっていると伝えたのに、鼻炎の薬が処方され、違和感は感じましたが、中耳炎の原因をやっつけるためなのだと信じて、抗生剤と一緒に服用させました

 

今まで薬を飲ませても一度も嫌がったことがなかった娘ですが、この薬を飲ませた時に初めて「苦い!」と言いながら吐き出しそうになったので、焦って捻じ込みました。

 

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今度こそ良くなってくれるはず、という私の期待を裏腹に、どんどん上がっていく娘の熱。同日朝は37.6度だった熱が、薬を飲ませて2-3時間後、39.4度まで急にグンと上がりました

 

4月初旬から5月末までずっと高熱が続いていたものの、熱の上がり方といい、娘の体に触った時の熱さといい、どうも今までの様子とは明らかに違う、、、

母親としての勘が働き、“今回は何かがおかしい気がする”と警戒をしていました。なにせ、自宅に保管していた解熱剤のシロップを飲ませるも、全く効果がなかったので。

 

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いつもと同じ時間に娘を寝かしつけ、1時間半程度で起きてきたので、再度熱を測るもやはり39.2度。

熱が高いので水分を補給させ、一息ついた頃におむつを交換しようとすると、天井をぼんやり眺めながら握りしめた両手を震わせている娘

最初はふざけて遊んでいるのかと思ったのですが、呼びかけても目線が合わないので、同居している母に助けを求めました。

 

娘の様子を一目見た母が、「これはあかん、すぐ救急車呼んで!」と叫び、即座に119に電話をかけた私。

 

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このまま目を覚ましてくれなかったら意識が戻らず娘を失ってしまったら、と恐怖と焦りで過呼吸になりかけながら通話。落ち着いて状況を説明できるほどの余裕など全くありません。

通話中、娘はみるみるうちに白目になっていき、歯を噛み締めて硬直。けいれんは全身に達し、顔面蒼白で泡をふき始めていました。時間にすると5分程度だったと思いますが、本当に死ぬほど怖かったです。

 

消防署のすぐ近くに住んでいるということもあり、幸い救急車はすぐに到着し、通院先の総合病院まで搬送されました。

 

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次回は娘の“熱性けいれん”を引き起こす原因となったものについて書いていきます。




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