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ニキビ改善からエイジングケアまで!話題の美容成分『ビタミンA』を徹底解説Vol.1

毛穴の開きや詰まり、ニキビ、ハリ不足、シミ、小じわなど、人それぞれ内容は違えど、肌の悩みは尽きないもの。

今回は、さまざまな肌トラブルに対応する“肌悩みの救世主”として知られる『ビタミンA』について解説します。

出典:stock.adobe.com

 

 

『ビタミンA』について

油脂に溶けやすい脂溶性ビタミンの一つである『ビタミンA』。

 

目や鼻、喉などの粘膜や肌の健康維持、抵抗力を高めて細菌から体を守る『ビタミンA』は、レバー、うなぎ、バター、チーズ、牛乳、卵などの動物性食品に多く含まれます。

 

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ビタミンCなどの水溶性ビタミンのように、体外に排出されない『ビタミンA』は、摂取しすぎると肌荒れ、脱毛、視力低下などの「ビタミンA過剰症」という健康上のリスクに繋がることも。

 

一方で、かぼちゃ、ほうれん草、人参などの緑黄色野菜や果物に多く含まれるβ(ベータ)-カロテンは、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれ、過剰摂取による有害作用はないとされています。

 

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故に、どちらかに偏りすぎることなく、動物性食品と緑黄色野菜をバランスよく摂取することが大切です。

 

『ビタミンA』と『ビタミンA誘導体』の種類

ビタミンA「レチノール」

肌の細胞体に働きかけ、シワやシミの改善効果がある「レチノール」は、エイジングケアなどの化粧品の成分として、目や耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

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現在日本で市販されている化粧品には、後述の「レチノイン酸」よりも作用が穏やかな「レチノール」が使用されています。

 

レチノール(=ビタミンA)にはさまざまな種類があり、レチノール成分のみの「ピュアレチノール」以外に、「ビタミンA誘導体」があります。

 

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「ピュアレチノール」自体はとても不安定な成分で、熱や光などに弱く、肌の奥まで浸透しにくかったり、肌刺激が強いという弱点が。

 

その弱点を解決するために、レチノールに他の物質を結合させることで、成分の安定性や浸透力を高めています

 

ビタミンA誘導体「レチナール」

目の網膜にある視細胞のみに存在するタンパク質。

 

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レチノールが酸化したもので、レチノイン酸になる前の段階の物質を指します。

 

 

ビタミンA誘導体「レチノイン酸」

主な物質

・トレチノイン

・イソトレチノイン

 

アメリカで難治性ニキビの治療薬としてFDAに認可された後、シミやシワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められている“若返りの治療薬”

 

「レチノイン酸」は、主に皮膚科での治療薬として処方されています。

 

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ビタミンA誘導体「レチニルエステル」

主な物質

・レチノール+酢酸「酢酸レチノール」

・レチノール+パルミチン酸「パルミチン酸レチノール」

ビタミンA誘導体で多く使われているのは、より安定性が高く、刺激が少ない「パルミチン酸レチノール」

 

レチノール化粧品を初めて使う方や、敏感肌の人は「ペルミチン酸レチノール」配合の化粧品を選ぶことをおすすめします。

 

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レチノールとレチノイン酸の違い

ビタミンAである「レチノール」が医薬部外品や化粧品であるのに対し、ビタミンA誘導体の「レチノイン酸」は医薬品に分類されます。

 

ピーリングや肌再生効果のある「ビタミンA(レチノール)」の誘導体「レチノイン酸」には、特に強力なターンオーバー促進作用があり、その効果はレチノールの約50~100倍

 

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ただし、効果が高い反面、肌への負担も大きく、皮剥けや赤みなどの症状(レチノイド反応)が出やすいことがわかっています。

 

そのため、日本では医師の処方が必要な薬剤とされており、市販の化粧品には使用されていません。

 

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いかがでしたでしょうか。

次回は『ビタミンA』の美容効果や好転反応などを解説します。




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