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ジオテクノロジーズのGPP:ジオプリディクションプラットフォームで世の中はどう変わる?

デジタル地図「MapFan」などを提供するジオテクノロジーズ株式会社は2023年6月16日、東京都恵比寿のウエスティンホテルにおいて、経営戦略発表会を開催し、「GPP:ジオプリディクションプラットフォーム」を作成したことを発表しました。

ジオテクノロジーズとは

「地球を喜びで満たそう」をミッションに掲げ、1994年にマルチメディアソフトウェア開発会社として創業し、1995年には「MapFan」の提供を開始しました。法人向け地図データや位置情報ソリューションの提供はもとより、高度な自動運転の実現に不可欠な高精度3次元データ地図の提供も行うなど、日本の地図業界を牽引しています。

2020年「移動するだけでポイントが貯まるM2Eアプリ“トリマ”」をリリースし、累計ダウンロード数1400万を突破(2023年6月現在) 。一歩先を見据え、地球上のあらゆる事象を捉える技術革新と、既成概念を超えていく自由な発想で、未来予測のNo.1メタバースカンパニーを目指している企業です。

GPP:ジオプリディクションプラットフォームとは

予測可能な世界を創ることをビジョンとして掲げ、地図データと人流・事象データを組み合わせ未来予測をしていきます。具体的には、ジオテクノロジーズが持っている高精度地図データや道路・スポットデータといった地図データ、高精度移動体予測や高精度GPSデータ、歩数データといった人流データ、そしてマーケットリサーチや大規模意識調査といったリサーチデータを包括したプラットフォームを作成しました。

今までのBtoBのソリューションデータと、ポイ活アプリ「トリマ」から得られる1日10億ログの人流データとったBtoCのソリューションデータに、天気などのデータをプラットフォームに取り入れて融合し、それらを分析・解析しながら、アウトプットしていくものです。

そうすることによって、地方観光におけるEV車の充電ステーションの位置情報や、物流業界の2024年問題の解決策、ヘルスケアのバイタルデータを組み合わせ可能となる遠隔治療の種類、インバウンド需要における人々の移動情報などといった様々な情報を提供することができ、スマートシティの実現に向けたお手伝いが可能となります。

杉原博茂CEOは、「このプラットフォームを利用することで、ノイズのないできる限りクリーンで、かつフェイクデータを除去したデータにアクセスすることにより、このパワーがより良い方向に使われると確信しています。夢のような話をどこまで実現できるかわかりませんが、ジオテクノロジーズのチャレンジがこれから始まります。」とコメントしました。

その他リリースしたサービス

ジオテクノロジーズはユーザー基盤と収集データの拡大のために世界展開を始めました。

Move to Earn アプリである「GeoSmile」を世界7カ国に展開し、2023年5月からの1ヶ月でダウンロード数は3万を突破しました。

出典:geot.jp

また、2023年4月には「歩数でつながる、みんなの暮らし」をコンセプトに、みんなの歩数計(通称:みん歩計)というアプリを開始しました。つい後回しにしがちな家族や大切な人との連絡も、 みん歩計があれば、歩数や移動距離から日常を把握することができます。

出典:opensea.io

そして、社会貢献活動への取り組みとして寄付を行っています。NFTブロックチェーン技術を使い、ジオテクノロジーズが持っている渋谷区周辺の地図をデジタルアートに変えて、NFTマーケットプレイス「OpenSea」内で販売しています。その売り上げの1割を渋谷区に寄付したところ、渋谷区から感謝状が送られました。

また、1400万ダウンロード数を誇るアプリ「トリマ」では多くのユーザーの皆さんがワンクリックで寄付をしています。ジオテクノロジーズはそのプラットフォームを構築したということで、more trees や国境なき医師団から感謝状が送られています。

日々進化しているジオテクノロジーズのサービス。世界へ進出したことで、より多くのデータを用いて今後さまざまな事業が広がっていくのではないでしょうか。今後の展開がとても楽しみです!

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