チョコレートにコーティングされた商品が有名な『マカダミアナッツ』。
ナッツ類の中でも比較的高価な『マカダミアナッツ』には、たくさんの栄養素があると言われています。
今回は、そんな『マカダミアナッツ』の美容・健康効果について解説します。
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『マカダミアナッツ』について
ハワイ土産として知られる『マカダミアナッツ』は、実はオーストラリアが原産地。
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6千万年以上前の古代に、オーストラリア東海岸の熱帯雨林で生まれた『マカダミアナッツ』は、先住民であるアボリジニの貴重なごちそうだったそうです。
現在も、ナッツ類の中でも特に価値が高いとされる『マカダミアナッツ』は、“King of Nuts(ナッツの王様)”と呼ばれることも。
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芳醇なフレーバーと上品で淡白な甘味、独特の歯ざわりが特徴の『マカダミアナッツ』。
ここからは、そんな『マカダミアナッツ』に含まれる栄養素をチェックしてみましょう。
“美肌成分”たっぷりの『マカダミアナッツ』
美容や健康に効果的な栄養素が豊富に含まれる『マカダミアナッツ』。
その代表的な成分をピックアップします。
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美肌づくりをサポートする“脂質”
タンパク質・脂質・糖質といった三大栄養素を含む『マカダミアナッツ』は、他のナッツと比較して脂質が多く、全体の75%を脂質が占めると言われています。
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さらに、そのほとんどが、悪玉コレステロールの減少、動脈硬化や高血圧の予防といった健康効果がある不飽和脂肪酸。
『マカダミアナッツ』には、不飽和脂肪酸のうち、人間の皮脂にも多く含まれる「オレイン酸」や「パルミトレイン酸」が豊富に含まれています。
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エイジングケアに必要なオレイン酸
オリーブオイルなどの植物油に含まれる代表的な不飽和脂肪酸。
肌への親和性が高く、肌なじみがよいとされています。
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他のナッツ類にも多く含まれており、コレステロール値を下げる効果があります。
また、抗酸化成分を含有する「オレイン酸」には、細胞を傷つけてしまう活性酸素を減少させ、皮膚を柔らかくする作用も。
角質のゴワつきや小じわなどを改善し、アンチエイジングにも効果が期待できます。
ごちゅうい
オレイン酸と同様に不飽和脂肪酸の一つで、生まれたての赤ちゃんの肌に含まれる成分。
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『マカダミアナッツ』は、ナッツ類の中でもトップクラスの「パルミトレイン酸」含有量を誇ると言われています。
インスリンの働きを促し、糖尿病予防に効果がある他、肌のハリやツヤを保つ美容効果も。
ターンオーバーを促進するビタミン
『マカダミアナッツ』には、数多くのビタミンやミネラル、エイジングケアにおいて重要な役割を果たす抗酸化物質も含まれています。
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健康美に欠かせないビタミンB郡
ビタミンB1:皮膚のかぶれを抑制
ビタミンB2:新陳代謝を促し細胞を再生
ビタミンB6:アレルギー症状の鎮静、悪阻やPMSの緩和
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肌づくりをサポートするビタミンE
別名“若返りのビタミン”とも言われる「ビタミンE」は、抗酸化作用により活性酵素を除去し、老化を防止。
新陳代謝をサポートすることで肌のターンオーバーが促がされ、シミやそばかすを抑え、肌のバリア機能を向上させます。
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豊富な栄養分を効率よく摂取できる食べ方
独特な歯触りがクセになる『マカダミアナッツ』は、美容や健康に役立つ栄養分がたっぷりと含まれています。
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しかし、前述の通り、脂質が多い『マカダミアナッツ』は、1粒約14kcalとカロリーも高め。
1日の摂取量は7粒程度を目安として、食べ過ぎには注意しましょう。
また、『マカダミアナッツ』に含まれるマグネシウムなどのミネラルは、カルシウムと共に摂取することで効率よく体内に吸収されます。
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ナッツ特有の苦みやクセがなく、ほんのりとした甘みのある『マカダミアナッツ』は、牛乳との相性が良いため、ミキサーなどで合わせて「マカダミアミルク」にして飲むのもおすすめです。