結婚相手を見つけるための活動「婚活」の第一歩は、素敵な男性と出会うことでしょう。結婚につながる出会いの方法と言えば、友達の紹介などが主流だと思いますが、中にはバーなどを活用している女性もいます。
「顔はブスでもいい。とにかくお金!経済力のある男性と結婚したい」と公言している知人女性A子(25歳・事務職)は、自称「渋谷区で一番婚活を頑張っている女」。最近は専らスタンディングバー に日参しているといいます。
「バーで出会ってもその人に経済力があるかどうかなんて分からないのでは?」と質問してみたところ、「たしかに、バーで出会ったら、職業や収入・学歴は話をしてみるまでは分からない。でも恵比寿のパブリックスタンドだったらけっこうハイスペいるよ」とのこと。
ということで、今回は恵比寿にあるスタンディングバー 「パブリックスタンド」の実態に迫ってみたいと思います。
恵比寿駅から徒歩5分。「パブリックスタンド」ってどんなバー?
パブリックスタンド(The Public Stand)はナンパ待ちの女性、ナンパ目的の男性が集うスタンディングバーです。女性は、1000円(レディースデーは割引あり)、男性は3000円で入店・飲酒が可能です。
チェーン店で、銀座・渋谷などにもあり、システムは同じですが客層は地域ごとに若干ことなります。恵比寿は渋谷などと比べると年齢層が比較的高く、女性は20代前半〜30代後半、男性は20代前半〜40代前半までがメインの客層です。また、恵比寿店は土地柄、外国人の団体客が来店している場合もあります。
恵比寿の「パブリックスタンド」はハイスペが多い、は本当か?
さて、恵比寿の「パブリックスタンド」は、本当にハイスペックな男性が集まるのでしょうか? 今回は「パブリックスタンド」に実際に訪れた女性たちに実態を聞いてみました。
「平日に行きました。偶然レディースデーだったので、600円くらいで入店できてラッキーって感じでした。店内は、20代の男の子も多かったけど、なぜかおじさんばかりに声をかけられました。2時間くらいいて話したのは、広告代理店勤務の40代の男性・セクハラまがいの言動をしてくる気持ち悪すぎた30代後半の精神科医・21歳の金髪バンドマン、でした。全員と番号交換しましたが、帰り道に全員ブロック。バンドマンはいい子だったけど、もう一回会いたいとは思えなかったので」(29歳・レコード会社勤務)
「週末に行ったのでとても混んでいました。3時間くらいいて話をしたのは、デンマークからの留学生、魚屋さん、大工さん、獣医さん、でした。いろんな人と話せて楽しかったですね。タイプの人はいませんでしたけど、獣医さんとは合コンを開催することになりました」(28歳・医薬品開発)
【最後の恋の見つけ方】#4.パブリックスタンドでどんな人と出会えるかは、運次第!出会いを増やすツールのひとつとしてはアリ
実際に「パブリックスタンド」を利用したことのある女性数名に話を聞いたところ、「ハイスペが多い」と証言したのはA子のみで、「若い子は多いけど、おじさんも多い」「既婚者・彼女持ちが多い」「女性に慣れている人が多いから、その場は楽しく飲める(次につながる出会いは少ない)」という意見が多く聞かれました。
どんな人と出会えるかは、運次第ですが、出会いを増やすツールのひとつとしてはアリなのかもしれません。
【PROFILE 今来今/Imakita Kon】
映画・舞台・漫画が好きなフリーライター。映画評・書評・恋愛コラムを執筆中。